2024年11月27日 19:00
【その他(サービス・DX)】段-board(段ボード)(株式会社コンバート コミュニケーションズ)
「ビジネスチャンスEXPO in TOKYO」の注目出展者たちに、その内容や見どころをインタビュー。今回は、進化した紙製エコロジー資材「段-board(段ボード)」を出展する株式会社コンバート コミュニケーションズ(東京都新宿区)の代表取締役社長・竹村亨さんにお話を伺います。「段-board」が持つさまざまな可能性やこれからの空間演出についてお聞きしました
株式会社コンバート コミュニケーションズは、印刷媒体や営業支援ツール、空間ディスプレイ、映像、Webなどあらゆるメディアの企画、提案、デザイン、制作を行うマルチメディアプロダクション。人と人とが接するときに生まれる、様々な“コミュニケーション”に関わる全てのプロモーションをサポートし、メディアの壁を越えて価値を創造することをミッションに掲げています。
中でも、セールスプロモーションのためのイベントや展示ブース、商業施設の常設店舗やポップアップストアなどの空間プロデュースを多く手掛けており、その構造物に使われているのが、同社が開発した紙製エコロジー資材「段-board」です。その需要はイベントや商業施設だけでなく、文化施設、美術館、行政、食品業界、IT業界、アミューズメント施設など多岐にわたっています。
「『段-board』は、1層から多層構造の芯材と、高密度ハニカム構造を備えた新しい紙の資材です。いわゆる段ボールのようなものですが、従来の段ボール什器などと比べてデザインの自由度が高く、様々な形に設計することができます。100%紙素材のため軽量で、運搬や加工も簡単にでき、専門業者に頼ることなく自分たちで設営も可能です。人感センサーによって動く仕掛けなども設置することができます」
通常、イベントや展示ブースなどの構造物に使われるのは、木材や金属などの重い資材。コストも組み立ての時間もかかる上、出展が終わると業者が引き取ったり、廃棄されたりと、再利用ができない場合も多くあると言います。
「『段-board』で作る構造物は、出展が終わったらパタンと畳んで持ち運んで、またすぐ自分たちで組み立てることができるので、全国を巡回するイベントや展示会などでは特に威力を発揮します。通常の段ボールと同じく資源としてリサイクル処理ができ、有害物質を一切発生させないサスティナブルな資材なので、意識せずともSDGs貢献にもつながります」
高い耐久性と耐湿性を誇り、紙といえども車などの重いものを乗せることもできる上、(財)日本防炎協会の防炎認定も取得しているので、使用する目的や場所を選ぶことなく、自由な発想を形にすることを可能とします。
実は、本社オフィスのデザイン室にも、この「段-board」が全面に使われています。柱や机、棚、椅子など、近くで見ても触っても紙とは思えないほど。ログハウスなども作られているそうで、「段-board」の無限の可能性を感じます。
「段-board」を使ったイベント空間や展示ブース、店舗などは、制作だけではなく、企画・コンサルティング、プランニング、リユース提案までトータルで行います。
「最近は、展示会のブースや店舗などの多くが形骸化してしまっていると感じています。私たちの仕事は『どんな商品を、どう魅せて、どう理解してもらうのか』ということに焦点を当てて、イベント空間や展示ブースを刺激的に、個性的に見せること。昨今はWEBやSNSで情報を発信することも多いですが、実際に面と向かって実物を見てもらう、見ることができる“生”のコミュニケーションはやはり効果的ですし、理想的だと考えています。さまざまな仕掛けを散りばめて、多くの人々の目に留まれば、集客や売上げにつなげることができます」
そのために多くのオリジナル商品も開発。「段-board」を使用した立体型フォトスポット、石やガラスのように見せられるプリントグラフィック、インドア特化型のプロジェクション・マッピング・システムなど、他にはないユニークなものばかりです。
同社はこれら複数のメディアの企画から最終形態まで、社内“オールインワン”の体制でほぼ全て完結できることが大きな強み。早期に「確実な情報のマルチコミュニケーション化」に着手し、内製率は90%以上だと言います。
「通常、セールスプロモーションを複数のメディアで展開するには様々な専門業者が必要となり、コストも時間もかかります。また、多くの人を介するため、伝えるべき情報が不明瞭になり、鮮度も失われてしまうのが大きな課題でした。社内にデザイナー、プランナー、映像や建築、設計などそれぞれに精通したスタッフがいてマルチに対応できれば、スピード感のあるイノベーションが可能になりますし、コストの一括管理もできるようになります」
今回の出展では「段-board」で作られたそのブース自体も一見の価値あり。竹村さん曰く「うちのブースはけっこうやりたい放題」なのだそう。
「『昭和物語III』と『SDGs』をテーマに、ちゃぶ台返しなど様々な趣向を凝らした空間演出の仕掛けをご用意しています。実際に見ていただくと『紙で作った』というイメージがきっと変わりますので、ぜひお立ち寄りください」
セールスプロモーションの基本は、自社の商品を、どう魅せて、どう理解してもらうか、もしくはどう売っていくかということ。それを他にはない新しい形で行うことが重要です。
「今までの形骸化したブースやイベントを打破したい、魅せ方をもうちょっと考えて工夫したいといったご相談があれば、ぜひお伺いしたいです。面白いものを提案する気持ちは社員全員が持っていますし、過去の事例も多くありますので、ぜひ多くの方と実際にお話しさせていただいて、人々の共感を生むオリジナルの世界観を一緒に作れたらと思っています」
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